Hokkaido Centennial Memorial Tower Fun

ほっかいどう歴史・文化・自然『体感』交流空間構想

先人の労苦を銘記させる記念施設から稼げるテーマパークへ

 
実質的に「解体」を決定づけた「ほっかいどう歴史・文化・自然『体感』交流空間構想」の成案です。
 
北海道100年事業によって造成された「野幌森林公園記念地区」を、あたかもテーマパークのような「稼げる場所」として「再生」することがコンセプトとなっています。
 
ここにおいて、北海道百年記念塔を含む「野幌森林公園記念地区」を造成したときの下記理念は完全に失われました。
 

北海道が今日のように国民経済の発展に重要な位置を占めるとともに、今後開発の一層の進展によってさらに高い役割を期待されていることは、過去百年にわたる北海道の開発を進めてきた先人の労苦の賜ものであり、その成果は内外の注目するところである。
 
蝦夷地を北海道と改め、近代的な開発を進めるようになってから百年を迎えるに当たり、先人労苦のあとを道民が斉しく銘記し、次代を担う人がこれを反省の資料として北海道の開発発展に役立たせてゆくことは極めて重要なことである。(「北海道百年記念事業実行方針前文」昭和41年3月)

 
こうしたなかで、老朽化以前に観光客を呼び寄せる力に乏しいとして北海道百年記念塔は「無用の長物」となりました。
 
なお、この構想書によると、北海道百年記念塔の解体と新たなモニュメントの健立は2021年度中に完成していなければなりません。解体はまだしもモニュメントに対してまったく音沙汰なしなのはどうしたことでしょうか?
 

以下は北海道百年記念塔に関わる部分を抜粋しています。全体は
こちらから入手いただけます。

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